FDK、鳥取工場の組立ライン増設
2021年2月4日
FDKは2日、高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池の組立ラインを増設すると発表した。
高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池は、主にガス、電力や水道などの電子メータに搭載されている。昨今の通信量増大を伴なうスマート化によって、駆動時に大電流放電可能なリチウム電池の需要が高まっている。
また、同電池は火災警報器、医療機器、車載機器などにも使用されており、コロナ禍でも需要の減少はなく、今後も受注拡大が見込まれている。こうした市場環境のなか、同社はリチウム電池の生産工場である鳥取工場の組立ラインを増設し、2021年4月より生産能力を25%増強する。
また、今回の組立ライン増設と並行して、トレーサビリティーシステムの構築など、IoTを導入したスマート工場実現を見据えたライン構成とし、受注拡大に対応する。
新たに昨年11月に開発した高容量モデルの高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池「CR17500EPK」もこの最新鋭の組立ラインで生産する予定。
■ 設備投資概要
所在地:鳥取県岩美郡岩美町太田28(鳥取工場)
生産品目:高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池
生産能力:25%増強
稼働開始予定:2021年4月