横浜ゴム、愛知の新城工場を増設/乗用車用ハイインチタイヤの増産
2016年2月15日
横浜ゴム(東京都港区)は12日、愛知県新城市にある新城工場で内径18インチ以上の乗用車用ハイインチタイヤを増産すると発表した。
16年5月から新ライン建設作業を開始し、17年6月にラインを立ち上げ、18年4月までにフル生産可能な状態にする。投資額は約37億円。
今回の増産投資によって新城工場の18インチ以上の乗用車用ハイインチタイヤの年間生産能力は現在に比べ約20%増加する。
ハイインチタイヤは運動性能に優れ、外観もスタイリッシュなため、国内外のカーメーカーでも高級スポーツカー、全世界で人気が高いSUVに純正部品として装着を進めており、補修用市場でも世界的に需要が高まっている。
同社は現在、新車装着用、補修用共に18インチ以上のハイインチサイズの乗用車用タイヤをラインアップしているが、収益性が高く、今後の需要拡大が見込まれることから、生産能力の増強を図る
新城工場はタイヤ年間生産能力本数において、国内外の横浜ゴムグループ中最大の乗用車用タイヤ工場。新城工場、新城南工場の2工場に分れて操業を行っており、両工場を合わせた乗用車用タイヤの年間生産能力は1,690万本に達しているとしている。
■ 増設工場概要
名称:新城工場
所在地:愛知県新城市野田字古屋敷1番地
投資額:約37億円
生産品目:内径18インチ以上の乗用車用ハイインチタイヤ
年間生産能力:約20%増加
建設作業開始予定:2016年5月
ライン立ち上げ予定:2017年6月
フル生産開始予定:2018年4月