昭和電線ケーブルシステム、相模原事業所で設備投資
2021年2月26日
昭和電線ホールディングスは25日、グループ会社の昭和電線ケーブルシステムが相模原事業所で高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX」を増産すると発表した。
近年、電力市場では、強靭化政策のもと、再生可能エネルギーへの移行や災害に強い分散型電力システムの導入や送電ネットワークの増強が進められており、さらに、老朽化による設備更新なども行われている。
同社製「SICONEX」は発電所や変電所などのケーブル接続工事に求められる、工期短縮、工事の省力化や簡素化を実現可能とし、耐震性にも優れることから需要は堅調に推移している。今後さらなる売上高拡大の継続が見込まれることから、生産能力を増強し、今後の需要増に対応する。
増強は、相模原事業所の「SICONEX」生産ラインの設備増設をおこない、さらには再配置によりラインを一新することで、「製造レイアウトの最適化」「物品管理のシステム化と自動搬送」「ロボット導入による自動化」により生産効率化を進め収益力向上を目指す。
今後、「SICONEX」の生産能力増強をトリガーに、電力ケーブルや工事を含めたソリューションビジネスの売上高拡大を加速させることで、電力事業で2026年度までの売上高目標300億円を目指す。
■ 設備投資概要
所在地:神奈川県相模原市中央区南橋本4-1-1(相模原事業所)
投資額:約20億円
生産品目:高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX」
完成予定:2023年4月(2022年4月より順次稼働)