キオクシア、四日市工場「第7製造棟」を着工
2021年3月1日
キオクシアは2月25日、三重県四日市市の四日市工場に建設を計画していた第7製造棟(Y7棟)を着工したと発表した。
グローバル社会における技術革新により、膨大なデジタルデータの生成、蓄積、活用が加速している。さらに、クラウドサービス、5Gサービス、IoT、AI、自動運転などの普及により、今後もフラッシュメモリ市場は中長期的な拡大が見込まれている。今回、Y7棟で最先端フラッシュメモリ製品を生産することで需要拡大に対応する。
Y7棟は、地震の揺れを吸収する免震構造を採用するとともに、最新の省エネ製造設備を導入するなど環境面にも配慮した工場となる予定。また、世界最大級のフラッシュメモリ生産規模を有する四日市工場で、AIを活用した生産システムの導入などを通じ、工場全体の生産性を向上させる。
キオクシアと米国ウエスタンデジタル社は20年にわたるパートナーシップを継続し、製造棟の運営で協力し、Y7棟においても第6世代3次元フラッシュメモリ向け等の共同投資を今後進める予定。
■ 新工場概要
所在地:三重県四日市市山之一色町(四日市工場)
事業内容:3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の製造
着工:2021年2月25日
竣工予定:2022年春(第1期分)