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UMNファーマ、岐阜工場でインフルエンザワクチン原薬の生産能力増強

2016年2月15日

 バイオベンチャーのUMNファーマは12日、子会社でインフルエンザワクチン原薬を供給するUNIGEN(秋田県秋田市)が岐阜県揖斐郡池田町にある岐阜工場で、26億円を投じて原薬の主培養槽を増設すると発表した。

 UNIGENは、16年2月に米国でProtein Sciences Corporation(PSC)が販売している季節性組換えインフルエンザHAワクチン「Flublok®」の岐阜工場からの原薬供給に関する正式合意を締結しており、17年度から岐阜工場で、PSCが米国で販売している季節性組換えインフルエンザHAワクチン「Flublok®」原薬の供給開始を予定している。

 現状、岐阜工場は21,000Lの主培養槽2基を有しているが、供給体制を万全とするためには、17年度には現状の主培養槽を2基増設し4基体制とすることが必須と判断し、今回の増設を決定した。

■ 増設工場概要

名称:UNIGEN 岐阜工場
所在地:岐阜県揖斐郡池田町宮地字上粕子11(岐阜工場内)
投資額:約26億円
設備投資の内容:主培養槽及び排水処理設備等の増設(主培養槽2基→4基)
稼働開始予定:2016年12月

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