東洋ゴム工業、米国・ジョージア州で乗用車用タイヤ増産/130億円を投資
2016年2月16日
東洋ゴム工業(大阪府大阪市)は15日、北米のタイヤ製造子会社「Toyo Tire North America Manufacturing Inc.(以下TNA)」が、16年1月より生産能力の追加増強に着手したと発表した。
北米市場におけるタイヤ需要の増加に対応する為、13年12月より、工場建屋を当時の約1.5倍に拡張、新建屋の半分に生産設備を導入するTNAの第4期生産能力増強計画に着手。
工場建屋の完成後、15年4月から同設備によるタイヤ生産を開始。設備導入が同年12月に完了したことにより、年産250万本規模(乗用車用タイヤ換算)の供給能力増大体制が整った。
今後安定的に成長が期待できる北米市場で、さらなる事業基盤強化を図るため、拡張した新建屋の残り半分のキャパシティに対して引き続き設備導入することを決定。
今回の設備導入により、TNAはタイヤ生産供給能力が現状の900万本体制から、16年末には年産1,150万本体制となる。従業員数も1,500名体制を予定し、同社最大のタイヤ生産工場となる。
■ 設備増強概要
会社名:Toyo Tire North America Manufacturing Inc.
所在地:米国ジョージア州バートゥ郡
投資額:約130億円
生産能力:年産250万本(乗用車用タイヤ換算)
着工:2016年1月
完工予定:2016年12月