日本電産、セルビアに新工場建設
2021年4月13日
日本電産は9日、セルビア共和国のノヴィ・サド市に新工場を建設すると発表した。
欧州では、環境規制強化と主要諸国での乗用車のCO2排出量規制厳格化を受け、車載用モータやその関連製品、家電事業向け高効率ブラシレスDCモータの需要が拡大している。
こうした状況から、欧州で効率的な供給体制を構築するため、東欧地区におけるグループ生産活動の集約拠点としてセルビアに新工場を設立し、日本電産の車載事業本部とグループ会社の複数事業が現地に進出する。
複数事業が一ヶ所に進出することにより生産インフラや管理機能の共用化によるシナジーを追求すると共に、英語が堪能で理工系人材が豊富な現地での設計開発も視野に入れ、新拠点で欧州市場への供給を主としたビジネスを展開していく。
■ 新工場概要
会社名:NidecElesysEuropeLLC(ニデックエレシスヨーロッパ有限会社)
所在地:セルビア共和国ノヴィ・サド市(首都ベオグラードから北西に約90km)
敷地面積:36,000㎡
事業内容:車載向けインバータ及びECUの製造
人員規模:200名
法人設立日:2021年1月28日
着工予定:2021年9月
竣工予定:2022年中旬