DMG森精機、天津工場敷地内に新工場
2021年4月19日
DMG森精機は14日、中国・天津市にある天津工場敷地内に、現在の工場と同規模の新工場を建設すると発表した。
近年、世界中の脱炭素社会への移行に伴い、電気自動車や発電設備をはじめ多様な産業で、5軸・複合化された高速・高精度な工作機械が求められてる。また、変種変量、多品種少量生産が増える中、工作機械単体だけでなく、多様な自動化システムを付加したターンキー案件が増加している。
中国では、半導体、インフラ、環境対応関連産業が好調で、特に大型の工作機械と搬送装置を組み合わせた自動化の需要が高まっている。今回の工場新設により生産能力を倍増させる。
■ 新工場概要
所在地:中国・天津市天津経済技術開発区西区
総投資額:約30億円
敷地面積:約90,000㎡(現在の工場を含む)
建物面積:約20,000㎡
生産品目:横形マシニングセンタNHCシリーズ、立形マシニングセンタCMXVcシリーズ
:自動化システム(LPPシステム、CPPシステム、RPSシステム)
:主要ユニット部品(マガジン、テーブル、APC)
生産能力:現在の工場を合わせて、年間1,000台
従業員:100名(中国全土の大学、高等専門学校出身の優秀な人材を採用予定)
完成予定:2024年
操業開始予定:2025年1月