浜松ホトニクス、常光製作所に第5棟を建設
浜松ホトニクスは15日、浜松市常光町の常光製作所に第5棟を建設すると発表した。
今回、科学計測用デジタルカメラや病理デジタルスライドスキャナ、半導体故障解析装置の需要拡大が続いており、今後も売り上げが増加すると見込まれることから、新棟建設により画像計測機器の生産能力を従来の1.7倍まで増強する。
新棟では、科学計測用デジタルカメラと病理デジタルスライドスキャナの組み立てや調整などの生産機能を集約し、スペースを拡張することで需要拡大に対応する。また、段差のない渡り廊下で既存棟と接続し、人や物の移動を効率化することで生産性の向上を図る。
さらに、新棟の部屋内部の柱をなくすとともに電源や空調などの配置を工夫し、レイアウトの自由度を高めることで、生産量や生産品目の変化に対応しやすい設計としている。また、集約により発生する既存棟の空きスペースを利用し、半導体メモリ市場の回復により売り上げが増加すると見込まれる半導体故障解析装置の生産を拡大させる。
■ 新工場概要
建物名称:常光製作所第5棟
所在地:静岡県浜松市東区常光町812番地(常光製作所内)
投資額:約22億円
建築面積:1,358.90㎡
延床面積:5,659.12㎡
構造:鉄骨造地上5階
施設構成:1階出荷調整・検査、出荷発送エリア
:2階組み立て、調整エリア
:3階組み立て、調整エリア
:4階クリーンルーム、暗室
:5階事務室、会議室
生産品目:科学計測用デジタルカメラ、病理デジタルスライドスキャナ
生産能力:約130億円(売上高換算)
収容人員:約120名
着工予定:2021年4月
竣工予定:2022年6月
稼働予定:2022年8月