日新製鋼、台湾にステンレス精密圧延の新工場/16年9月の稼働
2016年2月17日
日新製鋼、結進材料科技股份有限公司、伊藤忠丸紅鉄鋼の3社は、ステンレスばね材を中心とした精密圧延品の製造および販売を行う合弁事業会社「台湾日新結進精密不銹鋼股份有限公司」を中華民国(台湾)台南市に設立する。
出資比率は日新製鋼 50.5%、結進材料科技 44.5%、伊藤忠丸紅鉄鋼 5.0%。
近年、東アジア・東南アジアにおける高品位ステンレス精密圧延品の需要は拡大しており、新会社は、日新製鋼と結進材料科技が有するリロール技術力・販売力と、伊藤忠丸紅鉄鋼の海外販売ネットワークを活用し、自動車、弱電、IT 機器分野を中心とする日系・非日系需要家のニーズに応える。
工場内主要設備は、冷間圧延設備2基、光輝焼鈍設備1基、テンションレベラー1基、スキンパス・ミル1基、脱脂設備2基、精整設備(スリッター)3基を結進材料科技から購入し、年間12,000トンの精密圧延品の製造を行う。稼働開始は2016年9月頃を予定している。
■ 新会社概要
名称:台湾日新結進精密不銹鋼股份有限公司
所在地:中華民国台南市永康区民東路35号
資本金:750百万新台湾ドル
出資比率:日新製鋼 50.5%
:結進材料科技 44.5%
:伊藤忠丸紅鉄鋼 5.0%
事業内容:ステンレスばね材を中心とした精密圧延品の製造・販売等
主要設備:冷間圧延設備 2基
:光輝焼鈍設備 1基
:テンションレベラー 1基
:スキンパス・ミル1基
:脱脂設備2基
:精整設備(スリッター)3基
生産能力:年間12,000トン
稼働開始予定:2016年9月頃