ファンケル美健、同社最大の三島工場が稼働開始
2021年4月27日
ファンケルは26日、子会社のファンケル美健が静岡県三島市に新設した「ファンケル美健 三島工場」の稼働を開始したと発表した。
今回、少子高齢化や医療費問題、昨今の健康意識の高まりにより、国内でのサプリメント需要の増加が期待されていることや、グローバル化の推進によるサプリメント事業の拡大に対応するため、サプリメント専用工場を新設。生産の内製化を進め、急激な需要の変動に対応する。
工場内の製造エリアは、医薬品(固形製剤)レベルの衛生環境を整備。これまでのサプリメント製造で得た知見や管理基準を取り入れ、安心・安全な製品を提供する。
設備は、自社生産初のハードカプセル充填機を導入した。また、無人夜間運転が可能な錠剤製造機や、最新型の錠剤選別機などを導入し、自動化や省人化を実現。安全な製品を効率的かつ安定的に供給できる体制とした。
加えて、製造に関わる帳票類の電子化を図り、ペーパーレス化を推進。今後、太陽光発電システムも導入して、環境負荷低減に取り組む。
■ 新工場概要
正式名称:ファンケル美健 三島工場
所在地:静岡県三島市松本66
投資額:約80億円
敷地面積:34,671㎡(10,488坪)
延床面積:30,715㎡(9,291坪)※自社工場最大
構造:SRC造地上6階建
稼働開始日:2021年4月26日