日本ポート産業、神戸魚崎冷蔵倉庫を建て替え
2021年4月28日
上組は27日、子会社の日本ポート産業が神戸市東灘区の「神戸魚崎冷蔵倉庫」を建て替えると発表した。
同倉庫は、老朽化が進んでいることや、今後予想される冷凍冷蔵倉庫の需要増加に対応するため建替えを行う。
新倉庫は、昨年竣工の「神戸住吉冷蔵倉庫」と同じく、「高効率で環境負荷の少ない施設」をコンセプトに、自然冷媒(アンモニア、CO2)を使用した冷却設備を設置。加えて、屋上一面に太陽光パネルを敷設し、新倉庫で使用する電力の一部を賄う。
また、新型コロナウイルス感染症対策として非接触・換気強化に配慮した設計に加え、冷凍冷蔵保管・解凍・熟成等の機能を有したマルチ冷凍冷蔵倉庫となっている。
日本ポート産業の収容能力は「神戸住吉冷蔵倉庫」と「神戸魚崎冷蔵倉庫」をあわせて既存倉庫の1.5倍となる。
■ 新倉庫概要
名称:神戸魚崎冷蔵倉庫(仮称)
所在地:兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町16番地
建築面積:6,196.62㎡(予定)
延床面積:23,799.80㎡(予定)
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建
収容能力:F級(-25℃)22,100トン(予定)
:C&F級(-25℃~+5℃)4,100トン(予定)
:C級(-2℃~+5℃)7,300トン(予定)
:解凍庫(-2℃~+17℃)350トン(予定)
:熟成庫(-2℃~+15℃)1,100トン(予定)
主要設備:垂直搬送機4基、荷物用エレベーター1基
冷凍冷蔵設備:自然冷媒ガス(アンモニア、CO2)方式を採用
太陽光発電量:500kW(予定)
着工予定:2021年7月1日
竣工予定:2022年12月31日