旭化成、和歌山工場を閉鎖
2021年5月17日
旭化成は12日、アクリルラテックス事業と光触媒塗料事業からの撤退と両事業の製造拠点である和歌山工場の閉鎖を発表した。
アクリルラテックス事業は、1970年に和歌山工場で生産を開始し、これまで約51年間にわたり国内外の顧客へ製品を提供。また、光触媒塗料事業は、2009年に同工場で生産を開始し、約12年間にわたり製品を提供してきた。
しかし、主に国内市場の需要減少などにより両事業ともに販売量が減少し、近年は収益性の低下も課題となっていた。
今後、市場環境の厳しさがさらに増すことから、将来的に拡大戦略を描くことが難しいとの判断し、事業撤退を決定した。また、両事業の撤退に伴い、製造拠点である和歌山工場の閉鎖もあわせて決定。2022年4月末の生産終了予定。2022年10月末の販売終了を予定している。
■ 和歌山工場概要
所在地:和歌山県御坊市藤田町藤井2255
従業員数:38名
事業内容:アクリルラテックス(製品名:「ポリデュレックス」「ポリトロン」)の製造
:光触媒塗料(製品名:「デュラ光」)の製造
生産終了予定:2022年4月末
販売終了予定:2022年10月末