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日本電気硝子、マレーシアで医薬用管ガラス生産能力増強/20億円を投資

2016年2月17日

 フラットパネルディスプレイ用ガラス大手の日本電気硝子は16日、マレーシアの子会社 Nippon Electric Glass(Malaysia)Sdn.Bhd.が約20億円投じ、医薬用管ガラス工場の生産設備を増強すると発表した。

 アンプルやバイアルなどの医薬品容器やプレフィルドシリンジ(薬剤充填済み注射器)に使用される医薬用管ガラスの増強を目的に、溶融・成形プロセス技術を導入した製造設備を増設。16年7月の生産開始を予定する。

 医薬用管ガラス市場は、中国をはじめとするアジアを中心に拡大基調にあり、医療水準の高度化とともにさまざまなタイプの医薬品に対応できる化学的耐久性に優れたガラス容器のニーズが高まっていることから、今回の設備増強を決定した。

■ 設備増強概要

会社名:Nippon Electric Glass(Malaysia)Sdn.Bhd.
所在地:マレーシア セランゴール州
投資額:約20億円
生産品目:医薬用管ガラス
主要設備:ガラス溶融炉及び成型設備
生産能力:従来比約25%増加
生産開始予定:2016年7月

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