ファンケル、「関西物流センター」が稼働
2021年6月8日
ファンケルは3日、大阪府門真市に建設した「ファンケル 関西物流センター」の稼働を開始すると発表した。
同社は、新型コロナウイルスの感染拡大により、通信販売の利用が増えており、2020年度の出荷量は2015年度と比べて約130%となっている。
今回、日本国内での5Gの普及などにより通信販売への需要増が見込まれていることや、国内外での積極的な事業展開を支えるインフラ基盤を整備するため、物流センターを新設した。
施設は、出荷量が現在の3.4万件/日から5.0万件/日と能力が約1.4倍向上。関東物流センターから通信販売、直営店舗に出荷する「ファンケル」の荷物量約35%と、グループ会社であるアテニアの全製品を出荷する。
また、パレット自動倉庫やケース自動倉庫などを導入して、入荷や保管、補充作業人員を約65%削減。製品の搬送ラインではピッキングロボットなどを導入して自動化を進め、作業人員を約40%削減した。加えて、九州や四国、中国エリアの翌日配送を実現。配送費も年間約2.3億円削減する見込み。
■ 物流施設概要
正式名称:ファンケル 関西物流センター
所在地:大阪府門真市大字北島東町2-10
投資額:約40億円
敷地面積:10,629㎡(約3,215坪)
延床面積:17,051㎡(約5,158坪、倉庫部分:4,546坪/事務所:612坪)
構造:地上4階 重量鉄骨造
稼働開始日:2021年6月8日