アサヒビール、吹田工場に蒸留設備建設
2021年6月24日
アサヒビールは23日、大阪府吹田市の吹田工場に脱アルコール製法の蒸留設備を建設すると発表した。
投資額は約5億円。今年9月下旬に着工し、12月から製造を開始する予定。「アサヒ ビアリー」などの脱アルコール商品の製造能力は従来の2倍となる。
脱アルコール製法は、ビールを醸造した後に低温蒸留によってアルコール分をできるだけ除去する製造手法で、ビール特有の「発酵由来の複雑な香気成分」を残すことで、ビールらしい本格的な味わいのビールテイスト飲料の製造が可能となる。
今回、脱アルコール製法の製造能力を強化することで「アサヒ ビアリー」、6月29日から首都圏・関信越エリアの1都9県で発売する「アサヒ ビアリー 香るクラフト」に加えて、脱アルコール製法を活用した新たな商品を展開していく。
■ 設備投資概要
所在地:大阪府吹田市西の庄町1-45
投資額:約5億円
生産能力:従来の2倍(脱アルコール商品)
着工予定:2021年9月下旬
生産開始予定:2021年12月