SUS、熊本事業所を増設/半導体製造装置用アルミフレーム増産
2021年6月28日
SUSは24日、半導体需要の急増を背景に、熊本県菊陽町の熊本事業所を増設すると発表した。
同社は、主に自動車や物流業界向けに、アルミフレームやパネル、アルミボックスや電動パーツなどを製造している。東京エレクトロン九州向け専用工場の熊本事業所では、主に半導体製造装置用の筐体やパネルを安定供給している。
今回、世界的な車載向け半導体不足を背景とする旺盛な半導体投資により、供給不足の可能性が出てきたことから、熊本事業所の増設を決定した。
投資額は約6億円で工場面積を1.5倍強に拡大するほか、加工機等の設備も増強。生産能力を最大で現状の2倍に強化する。新規雇用は50名規模を計画している。
■ 設備投資概要
所在地:熊本県菊池郡菊陽町大字原水3802番地9(熊本事業所)
投資額:6億円
建築面積:3,876㎡
新規雇用予定:50名
事業内容:アルミ製品の製造(半導体製造装置用)
増設内容:FA機器向けアルミニウムフレーム部材の生産能力増強に伴う生産設備の増設
着工予定:2021年7月
竣工予定:2022年3月
稼働開始予定:2022年5月