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旭化成メディカル、大分工場で設備増強

2021年7月15日

 旭化成メディカルは14日、プラノバ大分工場(大分工場敷地内)でウイルス除去フィルター「プラノバ BioEX」に使用する中空糸の生産能力を倍増すると発表した。

 新型コロナウイルスのパンデミック下で、製薬会社における抗コロナ製剤の開発や商業生産化へのニーズが急速に高まり、生物学的製剤の生産に必要なウイルス除去フィルターの需要も急増している。この状況を踏まえ、「プラノバ BioEX」の紡糸工場を増強し、2022年度第3四半期から商業生産の開始を予定している。

 また、「プラノバ」の生産についても、2019年に宮崎県延岡市で竣工したプラノバ紡糸工場の垂直立ち上げをはじめとした、増員増産体制の強化が順調に進んでいる。

■ 設備投資概要

所在地:大分県大分市里2111-2(プラノバ大分工場)
増産品目:ウイルス除去フィルター「プラノバ BioEX」中空糸
商業生産開始予定:2022年度第3四半期

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