ENEOS NUC、川崎工業所に120億円設備投資
2021年8月3日
ENEOSは7月29日、100%子会社のENEOS NUC(以下:NUC)が超高圧・高圧電線絶縁用ポリエチレンを増産すると発表した。
近年、世界的な脱炭素化の動きを背景に再生可能エネルギーの電源開発が世界規模で進む中、洋上風力発電など、需要地までの距離が長い分散化型電源の開発が加速しており、これに伴い、送電線として使用される超高圧・高圧電線の絶縁用ポリエチレンの需要がアジアや欧州を中心に急速に拡大している。
この需要の増加は、中長期的に継続することが見込まれることから、約120億円の新規設備投資を行い、川崎工業所の生産能力を約3万トン増強する。同設備は2023年7月に完成し、同年12月に商業運転を開始する予定。
■ 設備投資概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区浮島町8-1(NUC川崎工業所)
投資額:約120億円
生産品目:超高圧・高圧電線絶縁用ポリエチレン
生産能力:約3万トン増強
完成予定:2023年7月
商業運転開始予定:2023年12月