横浜冷凍、長崎の「平戸アイスファクトリー」が竣工
2021年8月10日
横浜冷凍は5日、長崎県平戸市に「平戸アイスファクトリー」を竣工したと発表した。
建設地の田平港は、巻き網の運搬船など多くの漁船が頻繁に往来する、五島西沖海域の水揚港。水産品の運搬のため、特に夏場は大量の氷が必要となるが、以前、田平港にあった製氷工場は老朽化によって廃止されたため、現在は周辺漁港まで氷を買いに行く手間とコストがかかっており、同地域から製氷工場の新設が切望されていた。
施設は、自動製氷システムや無人販売機の導入により、製氷から販売までの完全自動化・無人化を実現。「全自動・無人化・24時間稼働」の製氷工場としては、国内最大級の施設となる。
■ 施設概要
名称:平戸アイスファクトリー
所在地:長崎県平戸市田平町山内免字城山535番11
敷地面積:1,404㎡(429坪)
延床面積:812㎡(246坪)
建築面積:477㎡(144坪)
構造・規模:鉄筋コンクリート造2階建て
製氷能力:40t/日(20t×2基)
貯氷設備:300t
主な設備:ノンフロン自動製氷システム、高効率自然冷媒冷凍機、キャタピラ貯氷庫他
着工:2020年10月
竣工:2021年8月