パナソニックエコシステムズ、中国・順徳の新工場が稼働
2021年8月18日
パナソニックエコシステムズは11日、中国・広東省佛山市に建設を進めていた、熱交換気システム、IAQ(室内空気質)機器の新工場「順徳第一分工場」が稼働を開始したと発表した。
近年、世界的に、換気、除菌など空気質に対する関心が高まり、それに伴い、換気扇、熱交換気システム、空気清浄機などの需要が増大している。同社は既に中国の「順徳工場」で空気質関連機器を生産しているが、旺盛な需要に対応するため、2020年7月より新工場の建設を進めていた。
新工場における生産は、熱交換気システムや送風機器から開始し、22年度に創新システム(加湿・除湿機能とエアコンを連動させた新しい空質・空調システム)、23年度には水浄化システムへと拡大する計画。生産した機器は、中国国内だけではなく、アジア、中東、北米、日本へも輸出し、グローバル生産拠点として展開する。
また、省エネに配慮した空調システムを導入し、今後はさらに、再生可能エネルギー(太陽光発電、燃料電池)の活用やエネルギーの見える化取り組みなどを推進し、パナソニックが目指す環境対応を加速させる。
■ 新工場概要
会社名:パナソニックエコシステムズ広東有限公司
名称:順徳第一分工場
所在地:中国・広東省佛山市順徳区
投資額:約2億2千万元(約30億円)
敷地面積:51,874㎡
工場敷地面積:13,000㎡
延床面積:43,304㎡
生産品目:熱交換気システム、送風機器、創新システム、水浄化システム
生産能力:2023年度20万台(熱交換気システム)
供給先:中国国内、アジア、中東、北米、日本
着工:2020年7月
稼働開始:2021年8月