綜研化学、中国で粘着剤の生産能力増強
2021年8月20日
綜研化学は17日、中国子会社の綜研高新材料(南京)有限公司(以下:SKN)が粘着剤の生産設備を増強すると発表した。
綜研化学は、中国に生産集約化が進む液晶ディスプレイ関連分野における粘着剤の需要拡大に対応するため、SKNの生産能力増強投資を進めている。
今回、主要顧客である偏光板メーカーの需要動向や設備投資計画などから中期的な供給能力不足が懸念されることから、更なる設備増強を急ぐ。
現状、SKNでは反応設備2基が稼働しているが、今回の増強投資では、現在工事中の反応設備2基に加えて、更に1基増設することで、生産能力を現状の約3倍とする。
また、中国での安全法規制強化への対応も不可欠であり、関連法規制に適合した設備導入を進め、安定的かつ効率的な生産供給体制を構築する。
■ 設備投資概要
会社名:綜研高新材料(南京)有限公司
所在地:中国江蘇省南京市六合区南京化学工業園区
投資額:64百万元(約11億円)
設備内容:粘着剤生産設備
着手予定:2021年9月
完了予定:2023年4月
◇ 現在進行中のSKN設備投資概要
投資額:139百万元(約24億円)
設備内容:粘着剤生産設備
着手:2012年11月
完了予定:2022年6月