日本発条、HDD用サスペンションの生産能力増強
2021年8月23日
日本発条は19日、データセンター向けHDD用サスペンションの生産能力を増強すると発表した。
同社は、長野県の駒ヶ根工場、中国とタイでサスペンションを製造している。近年、データセンター向けHDD需要増加と共に高容量ニアライン向けサスペンションの拡大が見込まれていることから、生産能力増強を目的として、中期計画を前倒しての追加設備投資を行う。
追加で設備投資を行う15億円は、精密部品事業において2021年度に計画していた設備投資予定額126億円に対しての追加となる。
最新鋭の生産設備を導入し、現時点で確定している受注増への対応を図ると共に、今後の更なる需要増については、改めて追加の設備投資を検討するとしている。
■ 設備投資概要
対象事業:精密部品事業
投資額:15億円
生産品目:HDD用サスペンション(ニアライン向けなど)
着工予定:2021年8月
稼働予定:2022年7月