三菱ケミカル、福岡事業所にシュガーエステルの新工場
2021年8月23日
三菱ケミカルは20日、福岡事業所にシュガーエステルの新工場を建設すると発表した。
シュガーエステルは、ショ糖と植物油脂由来の脂肪酸を主原料とした乳化剤で、水分と油分を均一に混合させる機能を持ち、食品の加工や流通保管時の品質維持に役立つ製品で、飲料(缶コーヒーなど)、乳製品(ホイップクリームなど)、菓子類(ケーキやチョコレートなど)といった加工食品をはじめとした幅広い分野で使用されている。
近年、国内食品メーカー向けの安定した需要に加え、中国を中心とした海外需要が増加しており、今後もさらなる成長が期待されている。
同社は現在、三重事業所でシュガーエステルを製造しているが、増加する需要に対応するとともにサプライチェーンの強化を図るため、福岡事業所に新系列を設置することとした。
■ 新工場概要
所在地:福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1-1(福岡事業所)
製造品目:シュガーエステル
製造能力:2,000トン/年
着工:2021年6月
稼働開始予定:2023年夏