エア・ウォーター・ハイドロ、二本木工場で設備投資
2021年9月6日
エア・ウォーターは9月1日、子会社で水素ガスを製造するエア・ウォーター・ハイドロが二本木工場(新潟県上越市)で生産プラントのリニューアルを行うと発表した。
今回、2019年にエア・ウォーターが開発した水素ガス発生装置「VHR」を二本木工場に設置し、生産プラントのリニューアルを行う。
これまで、二本木工場では、隣接する化学工場より水素ガス精製の原料ガスの供給を受けていたが、天然ガスを水蒸気改質して水素ガスを発生させる「VHR」を導入し、都市ガスの配管供給を受けることで、コスト合理化とともに、原料ガスの供給量に左右されない、自社単独での安定的な水素ガスの生産が可能となる。
また、リニューアル後の生産能力は従来比1.3倍を計画しており、既存ユーザーにおける水素ガス需要の増加に対応するとともに、甲信越地区における販売を拡大する。
■ 設備投資概要
所在地:新潟県上越市中郷区藤沢1241番2(エア・ウォーター・ハイドロ 二本木工場)
設備能力:水素ガス300N㎥/h(「VHR-300」1機設置)
水素ガス純度:99.999%以上
生産能力:従来比1.3倍
稼働開始予定:2022年4月