マンダム、福崎工場の新棟が竣工
2021年9月21日
マンダムは16日、福崎工場(兵庫県神崎郡)敷地内に建設を進めていた新生産棟を竣工したと発表した。
新工場は、従来の剤型別分散型の工場から全剤型集約型の工場とすることで、大幅な自動化やIoTの活用が可能になり、安全性・生産性の向上により効率的で高品質なモノづくり体制を確立した。
無人搬送ロボットを導入し、人を介さずに次工程へ移送することにより、従業員の重筋作業を軽減し、人とロボットが協働でモノづくりをする現場を実現。
また、既存棟とは連絡通路で接続し移動可能にしたことで、原材料搬入から製品が完成するまで人とモノが屋外に出ることがなくなり、従業員動線の削減に加えてクリーンな環境を維持し、品質向上を図る。
新工場屋上には太陽光パネル1,728枚を設置し、晴天時において最大500kWの電力自家発電が実現した。新工場生産エリアの構造は、製造工程で上層階から下層階へ重力を利用して中味を移送する省エネ設計としている。
■ 新工場概要
名称:第5工場
所在地:兵庫県神崎郡福崎町高橋290-28(福崎工場敷地内)
投資額:146億円
建築面積:8,753㎡(新生産棟&エントランス)
延床面積:24,293㎡(新生産棟&エントランス)
階数:地上5階建 (一部吹き抜け)
生産品目:ワックス製品、チューブ製品、液体製品
着工:2019年2月
稼動開始:2020年9月(移設完了設備より随時)
竣工:2021年9月16日