サンスター、南アルプス市の新工場が稼働開始
2021年12月14日
サンスターは9日、山梨県南アルプス市に建設した山梨工場が今年10月より稼働を開始したと発表した。
新工場建設により、国内の洗口液などの液体製品の生産能力が最大で3倍となる。新工場では液体ハミガキ「ガム・デンタルリンス」、洗口液「ガム・マウスバリア」などの液体製品、約50種類の製品を生産する。昨今のオーラルケア意識の高まりによる洗口液需要増加に対応し、さらなる事業拡大を図る。
新工場では、同社工場で国内唯一となる小容量から大容量までの多種多様のボトル成形から充填包装までの一貫生産を行い、現在の約30%の在庫削減を目指す。
将来的には新たにラインを追加導入し、伸長しているアジア向け製品の増産に対応する。また、屋上に太陽光発電パネルを設置、工場全体に高効率空調設備も導入し、環境に配慮した設計となっている。
さらに、サンスターの洗口液、液体ハミガキなどを生産する工場では初めて工場見学コースを設け、ボトル成型から充填包装までの生産プロセスが見学可能な仕様となっている。
■ 新工場概要
所在地:山梨県南アルプス市宮沢173-3
投資額:約50億円
建築面積:約5,300㎡
延床面積:約7,400㎡
階数:地上2階建
生産能力:5,000万本/年(最大)
稼働開始:2021年10月1日