ローム、マレーシア工場に新棟建設
2021年12月15日
ロームは14日、マレーシアの製造子会社であるROHM-Wako Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.(以下:RWEM)に新棟を建設すると発表した。
ロームグループでは、国内外の工場において、新棟建設のほか、製造装置の更新による生産能力の強化に継続して取り組んでいる。RWEMにおいても、2016年に新棟を建設し(2017年4月稼働)、ダイオードなどディスクリート製品の生産能力を増強してきた。
今回、旺盛な半導体需要に対応するため、生産能力強化を図るとともに、BCM(事業継続マネジメント)の観点からアナログLSIやトランジスタ生産における多拠点化を推進するため、RWEMに新棟を建設する。これにより、RWEM全体の生産能力は、約1.5倍になる見込み。
新棟は、地上3階、延べ床面積29,580㎡で、2022年1月に着工し、2023年8月に竣工する予定。さまざまな省エネルギー技術を用いた設備を導入し、環境負荷軽減(従来比CO2 約15%削減見込)に努めるとともに、最新の各種災害対策を導入することにより事業継続体制の強化を図る。
■ 新棟概要
所在地:Lot 1320 kawasan Perindustrian, Pengkalan Chepa II, Padang Tembak, 16100 Kota Bharu, Kalantan, Malaysia
建築面積:9,860㎡
延床面積:29,580㎡
構造:地上3階
着工:2022年1月
竣工:2023年8月