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YKK AP、埼玉県美里町に工場用地取得

2021年12月20日

 YKK APは17日、埼玉工場拡張のため、隣接する埼玉県美里町の用地を取得したと発表した。

 埼玉工場は、ビル用アルミ建材商品の製造拠点。関越自動車道 寄居スマートインターチェンジに近接し、首都圏の建築需要地にアクセスしやすい立地。

 同社は、2021年度の重点施策として、「ビル事業の首都圏強化とモノづくり改革」を掲げており、今回の用地取得により新たに工場を増強し、首都圏を始めとする東日本エリアへの競争力を高めるビル事業の基幹工場として、製造供給体制を再編する。

 新工場では、社内の機械製造部門による合理化設備での集約生産、自動化工程の拡大、データ連動したラインづくりにより、製造コストを従来の25%削減する。

 また、ユニットロード化やモーダルシフトによるロジスティクス改革も含め、発注からの納品までのリードタイムを約6日短縮する。

 建物は、高断熱外皮や断熱性・換気性に優れた窓、調光照明、高効率空調を採用することで、CO2排出量を30%削減する。さらに、太陽光発電と再生可能エネルギー調達によりCO2排出実質ゼロを実現する。また、雨水の利用も行い、地球環境や働く人にやさしい工場を目指す。

■ 新工場概要

所在地:埼玉県児玉郡美里町南十条地内
投資額:約45億円(土地取得8億円、建屋投資34億円、他3億円)
敷地面積:42,686㎡(今回取得)
延床面積:23,000㎡
建屋構造:鉄骨造2階建
新規従業員数:40名(2023年度)
設計・施工:(株)大林組
着工予定:2022年8月
完工予定:2023年7月
稼働予定:2023年9月

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