トクヤマ、南陽工場にドーム型貯蔵サイロ建設
2021年12月27日
トクヤマは23日、鹿島建設を元請事業者として、セメントを製造する徳山製造所南陽工場で、ドーム型貯蔵サイロを建設すると発表した。
ドーム型貯蔵サイロは、外側を塩化ビニル樹脂で覆い、内側から特殊な吹付けコンクリートを用いて建設する鉄筋コンクリート製で、米国で穀物やセメント等の貯蔵サイロとして活用され、現在では世界で700件余の採用実績がある建造物。
その特長は、塩化ビニル樹脂で覆ったシェル構造のため塩害に強く耐久性が高いこと、従来の鋼製サイロやRCサイロに比べて、工期が短いことが挙げられる。同貯蔵サイロの建設と完成により、製品や原材料の貯蔵能力の強化を図り、セメントの安定生産に繋げる。
■ 設備投資概要
物件名:(株)トクヤマ 南陽工場 ドーム型サイロ建設工事
所在地:山口県周南市渚町4900-4(徳山製造所 南陽工場)
最大容量:10,000トン
完成予定:2022年12月