ダイト、60億円で製剤工場建設
2022年1月18日
ダイトは14日、富山県富山市の本社工場敷地内に新工場を建設すると発表した。
今回、近年のジェネリック医薬品の製造販売量の増加や安定供給、大手メーカーからの新薬・⾧期収載品の国内外向け製造受託、一般用医薬品の開発~製造受託など、全方位ビジネスの案件増加を受け、既存保有設備の稼働率が上昇していることに鑑み、製剤工場新設により生産設備の増強を図る。
新工場は、併設自動倉庫の床面積を含めると、同社における過去最大の工場となる。今回の投資により、本社工場の製剤生産能力を最大30%程度引き上げる。
また、新工場併設の自動倉庫は、約3,100パレットの保管能力を有し、将来の増産に対応可能。更に併設倉庫は米国向け輸出品目に要求される保管条件の温度帯で管理可能な設備となっており、将来の米国向け製剤の保管・出荷の増加を見据えた設計となっている。
■ 新工場概要
名称:第十製剤棟
所在地:富山県富山市八日町326番地(本社工場敷地内)
総投資額:約60億円
建築面積:約2,878㎡
延床面積:約10,111㎡
構造:鉄骨造6階建て
用途:医薬品製剤の製造、医薬品原薬・製剤・原材料等の保管
設備機器:製剤製造機器2系列、併設自動倉庫(約3,100パレット)
(生産設備を配置できる全5フロアのうち、3フロアは製造設備未実装の将来スペース)
着工予定:2022年7月
竣工予定:2023年10月
商用生産開始予定:2024年4月