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大倉工業、香川県の仲南工場に60億円投資

2022年2月14日

 合成樹脂フィルムなどを製造する大倉工業は10日、香川県の仲南工場を増設すると発表した。

 液晶ディスプレイに使用される偏光板の偏光子保護用アクリルフィルムは、従来から使用されているTACフィルムに比べ吸水性が小さいことから、寸法安定性が必要とされる大型液晶テレビに採用が拡大している。

 今後液晶テレビの更なる大型化、高精細化、高輝度化に伴い、アクリルフィルムの需要が拡大すると見込まれている。

 今回、拡大する市場に対応するため、仲南工場敷地内に光学用アクリルフィルム用の新工場を建設し、新たな一貫製造装置を増設する。設備増強により、光学用アクリルフィルムの生産能力は、現行の約2倍となる。

■ 設備投資概要

所在地:香川県仲多度郡まんのう町佐文773番地6号(仲南工場敷地内)
投資額:約60億円
工場概要:製造装置設置スペースと倉庫を備えた工場を新設
延床面積:約6,900㎡(新工場)
生産品目:光学用アクリルフィルム
生産能力:現行の約2倍
導入設備:製品幅2,600mm対応溶融押出・縦横延伸一貫製造装置
着工:2022年2月
量産開始予定:2023年12月

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