半導体・プリント基板製造に用いるフォトレジストを製造する東京応化工業は10日、熊本県菊池市の菊池テクノパークに事業用地を取得すると発表した。

　土地面積は128,773㎡。取得価格は約17億円。熊本県との間で菊池テクノパークの事業用地取得に関する協議を進めており、2月18日に熊本県議会で本件の議案が提案される予定。

　同社は、国内6ヶ所に生産工場を展開している。今回の用地取得により、今後の世界の半導体市場の成長にスピーディーに対応するとともに、国内生産基盤の強化、リスク分散等を図る。

　既存の阿蘇工場（熊本県阿蘇市）との相乗効果の発揮をはじめ、同地の具体的な活用策について、今後検討を加速させるとしている。