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DMG森精機、子会社の伊勢原事業所に半導体レーザの新工場

2022年2月15日

 DMG森精機は10日、子会社のマグネスケール(東京都江東区)が、伊勢原事業所内に計測用半導体レーザの新工場を建設すると発表した。

 マグネスケールは、ピコメートル・レベルの分解能を持つエンコーダであるレーザスケールや工作機械に搭載するマグネスケールをはじめとした計測機器の開発・製造・販売をしている。

 レーザスケールの主な市場である半導体製造・検査装置では、集積度アップのため、更なる微細化や三次元化への重ね合わせ精度の必要性から、スケールの高精度要求が更に高まり、需要も年々拡大している。

 脱炭素社会に向けた発電タービンの高精度化にもレーザスケールが貢献しており、マグネスケールの計測機器に用いる半導体レーザの必要数量は2025年には年間10万個と予測している。

 今回、需要拡大への対応と高精度化の要求に応えるため、計測用半導体レーザの自社開発と内製化に踏み切る。2024年の操業を目指し、伊勢原事業所内に半導体レーザの開発・試作・製造を行うための施設を建設する。

 また、マグネスケールでの計測用半導体レーザの開発・製造の知見を、将来的にDMG森精機の金属積層造形機やレーザ加工機に搭載する加工用高出力半導体レーザの開発・製造への展開を検討している。

■ 新工場概要

所在地:神奈川県伊勢原市鈴川45(マグネスケール伊勢原事業所内)
総投資額:約30億円
建築面積:450㎡
延床面積:918㎡
事業内容:計測用半導体レーザの製造
建物完成予定:2023年6月
操業開始予定:2024年1月

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