工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

旭化成メディカル、延岡市にウイルス除去フィルターの新組立工場

2022年2月17日

 旭化成メディカルは16日、ウイルス除去フィルター「プラノバ」「プラノバ BioEX」の需要急増に対応するため、宮崎県延岡市に組立工場を建設すると発表した。

 近年、新型コロナウイルス感染症への対応にも後押しされ、抗体医薬品等の市場拡大が進んでいる。製薬会社における新薬の開発や商業生産化へのニーズも急速に高まり、生物学的製剤の生産に必要なウイルス除去フィルターの需要も急増している。

 同社はこれまでにも「プラノバ」の中空糸生産において、2019年に宮崎県延岡市で竣工した「プラノバ」紡糸工場の建設、2021年に決定した大分県大分市の「プラノバ BioEX」紡糸工場の増設等、増員増産体制の強化に積極的に取り組んでいる。

 新工場では自動化やデジタル・トランスフォーメーション(DX)を最大限に活用し、品質と生産効率を大幅に向上させるスマートファクトリーを実現する。2022年度第2四半期に起工し、2023年度中の竣工を予定している。

■ 新工場概要

所在地:宮崎県延岡市
着工予定:2022年度第2四半期
竣工予定:2023年度中

このエントリーをはてなブックマークに追加