横浜ゴム、茨城工場で油圧用高圧ホースの増産
2022年2月18日
横浜ゴムは17日、油圧用高圧ホースの生産拠点である茨城工場(茨城県小美玉市)の生産能力を増強すると発表した。
建設機械の需要は新型コロナウイルスの影響で一時落ち込んだものの、その後は海外を中心に急激に回復しており、今後も増加が続くと予測されている。
横浜ゴムは現在、中国の油圧用高圧ホースの生産拠点である杭州横浜ゴム製品有限公司(浙江省杭州市)のワイヤースパイラルホースの生産能力を今年9月までに約3倍に増強する拡張を進めているが、今後のさらなる需要増に迅速に対応するため、茨城工場の増産投資を決定した。
設備は、主に建設機械に使用されるワイヤースパイラルホースの生産ラインを増設し、茨城工場の連続生産ラインの生産能力を1.5倍に高める。投資額は約7億円で、今年5月に着工し、2023年9月から量産を開始する予定。今回の投資で連続生産ラインの生産対象を大口径まで拡大し、既存製法の生産余力も増やす計画。
■ 設備投資概要
所在地:茨城県小美玉市羽鳥西1番地(茨城工場)
投資額:約7億円
生産品目:油圧用高圧ホース
生産能力:1.5倍
着工予定:2022年5月
量産開始予定:2023年9月