シャープ、インドネシアにエアコン新工場建設
2022年2月28日
シャープは24日、インドネシアの生産販売会社P.T. Sharp Electronics Indonesiaのあるカラワン工業団地に、エアコン新工場を建設すると発表した。
ASEAN諸国は、近年の経済発展に伴い国内消費の急速な拡大が続いており、インドネシアでもさらなるエアコン市場の拡大が見込まれることから、需要増に対応するため新工場を建設する。
新工場は、従来のエアコン工場からさらに内製化率を高め、コスト力を強化するとともに、工程のムダを抑えた高効率生産と安定した高品質を実現する。
また、工場の屋根には太陽光発電システム(設置容量約2.0MW-dc)を設置し、発電電力を照明・ラインなどの各種設備に使用するほか、自然光採光や熱を逃がす屋根構造の採用など環境負荷低減に取り組む。
今後は、エアコンの生産能力を順次増強し、インドネシア国内だけでなくASEAN市場全体の安定的な供給体制の構築を図るとともに、将来的にはAIoT搭載機種などの付加価値モデルも生産する計画。
■ 新工場概要
会社名:P.T. Sharp Electronics Indonesia
所在地:インドネシア共和国カラワン県カラワン工業団地
投資額:約40億円
事業内容:エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビなどの製造・販売
生産能力:90万台/年
稼働開始予定:2023年4月