日本特殊陶業、小牧市の新工場が稼働開始/70億円を投資
2016年3月1日
総合セラミックスメーカーの日本特殊陶業(愛知県名古屋市)は26日、小牧市でスパークプラグ用部品新工場の竣工式を行ったと発表した。
同社は主力製品のスパークプラグ事業において、20年に年10億個の生産体制構築を目指し、各拠点の能力増強および新工場の立ち上げを進めていた。
今回、竣工式を行った同工場は、同社100%製造子会社である日特スパークテック WKSの新工場としてスパークプラグの中心電極、端子等の部品を製造する。
新工場は、省エネに配慮した建屋設計として、屋根二重折半、複層Low-eガラスを採用し、LCCにも配慮した設計となっている。
工程別に電気などの消費エネルギーを見えるようにすることで、ムダを見つけ、省エネにつながる改善活動の促進を図る。
外気よりも温度が安定している地中熱源を利用することで、空冷より効率的な運転を実現する。
尚、同工場は、日特スパークテック WKSの本社工場として運営を行う。
■ 新工場概要
所在地:愛知県小牧市大字大草字檀之上5412番3
投資額:約70億円(建屋・設備)
敷地面積:約26,000㎡
生産品目:中心電極・端子等のスパークプラグ部品
生産能力:日特スパークテック WKS 全体(本社工場および鹿児島県さつま工場)として、2020年までに現状能力から約30%増
着工:2015年5月
竣工:2016年2月
操業開始:2016年3月