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住友理工、ポーランドに新工場/自動車用ホースの製造

2016年3月1日

 自動車用防振ゴム、ホースなどを製造する住友理工(愛知県名古屋市)は26日、ポーランド・ソスノヴィエツに自動車用ホース製造・販売の新会社、SumiRiko Automotive Hose Poland Sp. z o. o.(SRK-HP)を設立し新工場を建設すると発表した。

 ポーランド国内ではすでに同社グループの自動車用防振ゴム製造・販売会社TRI (Poland) Sp. z o.o(TRP)が2拠点で生産を行っており、SRK-HPは2社3拠点目の進出となる。

 自動車用ホース事業は今年1月、各地域のニーズを取り込み、高収益化を図るため、エリアごとに統括する「地域センター」を北中米、南米、欧州、アジアの4極に設置。その中で欧州については、13年に買収・子会社化した Dytech-Dynamic Fluid Technologies S.p.A.(本社:イタリア 略称:Dytech社)がすでに、欧州自動車メーカーを主要顧客として取引拡大を積極的に推進。

 一方、今回設立したSRK-HPは、主に欧州の日系自動車メーカーへの拡販を狙う、欧州圏における重要戦略拠点としての役割を担う。SRK-HPが日系自動車メーカー、Dytech社が欧州自動車メーカーへとそれぞれ拡販を推進することで、欧州圏における自動車用ホース事業のさらなる拡大を図る。

■ 新工場概要

名称:SumiRiko Automotive Hose Poland Sp. z o. o.
所在地:Gabriela Narutowicza 61 Sosnowiec,Poland
投資額:約10百万ユーロ(約12.3億円)※1ユーロ123円で換算
敷地面積:約35,000㎡
建屋面積:約10,000㎡
事業内容:自動車用ホースの製造・販売
従業員数:約200人(2020年度見込み)
売上高:約24百万ユーロ【2020年度見込み】(約29.6億円)※1ユーロ123円で換算
操業開始予定:2016年10月

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