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JX金属、茨城県ひたちなか市に工場用地取得

2022年3月17日

JX金属は16日、茨城県ひたちなか市に新工場建設に向けた大規模用地を取得したと発表した。

 近年、需給がひっ迫する半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔・高機能銅合金条といった先端素材は、この先も予想される需要拡大に対応できる供給体制の早期構築が喫緊の課題となっている。

 また、新規事業として期待される結晶材料は、この先の「6G」時代における光通信の大幅な増加で飛躍的な成長が見込まれている。

 新工場は、半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔・高機能銅合金条といった既存成長分野に加え、結晶材料など先端素材関連の新規事業を担う同社グループの新たな中核拠点としていく予定。

 総投資額は、今後決定される設備投資の詳細に基づき精査するが、現時点では2,000億円規模になる見込み。2025年度初頭より順次操業を開始し、最終的には500名以上の一大主要拠点となる。

 茨城県内には日立事業所や磯原工場などの主要事業所を含め複数の生産拠点を保有しており、事業上も非常に重要な地域となっている。

 今回取得した用地は、日立事業所や磯原工場から距離が近く、本社へのアクセスも良好であるため、これら拠点との一体運営が可能となる。今後、これらの拠点間連携をさらに強化するとともに、茨城県内に本社機能の一部移転も検討している。

■ 新工場概要

所在地:茨城県ひたちなか市新光町
面積:約240,000㎡
製造する製品(検討中):半導体用スパッタリングターゲット、圧延銅箔、高機能銅合金条、結晶材料
従業員数:500名以上(予定)
稼働開始予定:2025年度以降 順次稼働

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