藤森工業、三重事業所で医薬品製造用のシングルユース製品の新棟建設
2022年3月29日
藤森工業は25日、三重県名張市の三重事業所に医薬品製造用のシングルユース製品を製造する新棟を建設すると発表した。
今回、抗体医薬品をはじめとするバイオ医薬品製造プロセスに使用されるシングルユース製品「バイファス」の生産能力を大きく向上させるとともに、開発強化を図り市場ニーズに応えることで同領域の事業を拡大させる。
シングルユース製品は抗体医薬品の需要増に加え、新型コロナウイルスワクチンの増産によりその需要が増加しており、とくに海外製シングルユース製品の依存度が高い日本市場は逼迫した状況が継続している。
その状況を打開するため、国内生産で実績のある藤森工業はシングルユース製品の生産増強を行うことで同領域の事業を拡大し、医薬品の安定供給体制を構築する。
新製造棟については新技術を採用し、自動化や省人化による正確で高品質なシングルユース製品を迅速に提供できるモノづくり環境を構築する。また、顧客の様々な要望/カスタマイズに対応できるよう開発体制も強化する。
■ 新棟概要
所在地:三重県名張市滝之原3889-1(三重事業所)
建築面積:約9,000㎡(製造棟、開発棟)
事業内容:シングルユース製品「バイファス」の製造
竣工予定:2024年12月