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日本ゼオン、高岡工場で水素化ニトリルゴムの増産

2022年3月30日

 日本ゼオンは24日、高岡工場(富山県高岡市)で水素化ニトリルゴム「Zetpol」の生産能力を増強すると発表した。

 「Zetpol」は耐油性の高いニトリルゴムを水素化することにより耐熱性を高めた特殊ゴムで、高岡工場と米国・Zeon Chemicals L.P.テキサス工場の2拠点で製造している。また、高耐熱、高強度が求められる様々な産業領域において需要が拡大しており、今後も安定した需要増が見込まれている。

 今回、製造ラインにおけるデボトル増強を実施することにより、高岡工場における年間生産能力は現行比で約10%増加する見込み。同改善は2022年秋に実施し、2023年からの能力増強を目指す。

■ 設備投資概要

所在地:富山県高岡市荻布630(高岡工場)
生産品目:水素化ニトリルゴム「Zetpol」
生産能力:現行比 約10%増加/年
着手開始予定:2022年秋
生産開始予定:2023年

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