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井村屋、三重・中勢北部サイエンスシティに新工場

2022年4月11日

 井村屋は8日、三重県津市の中勢北部サイエンスシティ内に工場を新設すると発表した。

 井村屋グループでは2021年度、米国事業会社であるIMURAYA USA, INC.に日本製品輸出の総代理店化を企画し、現地への輸出・販売が進んでいる。

 その生産部門を担う井村屋は幅広いカテゴリーの生産機能を有し、今後の国内外での成長戦略の中で輸出やEC販売への供給能力の向上、ロジスティック機能の強化など様々な課題への対応が必要となっていた。

 今回、成長分野への商品供給基地としての位置づけで、AI・DXを取り入れたコストダウンによる市場競争力の高い新工場を設ける。

 今後、SOY事業においてはロングライフ豆腐を中心に業務用ルート・輸出拡大を進め、豆乳を活用したデザートや生産副産物である「おから」の惣菜化など新しい展開を進める。

 また、米国向け輸出が好調な焼菓子(カステラ)や購買手法として伸長しているEC市場に向けた商品の専用供給体制を確立し成長を担う取り組みとするほか、煩雑な菓子・食品包装部門を集約しコストダウンにつなげる。

■ 新工場概要

名称:あのつFACTORY
所在地:三重県津市あのつ台一丁目8番1(中勢北部サイエンスシティ内)
投資額:約12億円
敷地面積:21,827㎡(約6,600坪)
建築面積:7,112㎡
契約内容:土地・建物所有者である(株)宝輪と賃貸借契約を締結予定
※工場内の設備・機械は井村屋グループで投資予定
従業員数:約80名
稼働開始予定:2023年3月上旬

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