VOLTA、静岡県富士市にリチウムイオン電池リサイクル工場
2022年5月9日
エンビプロ・ホールディングスは4月27日、子会社のVOLTAがリチウムイオン電池リサイクル工場を新設し、ブラックマス製造能力を増強すると発表した。
VOLTAは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの充電式電池を低炭素プロセスによってリサイクルし、レアメタルの資源循環を確立している。
今回、取扱量の増加に伴い、ブラックマス製造能力の増強、工場倉庫内の安全・作業効率の向上や取扱量の更なる増加を目的に工場を新設。また、VOLTA全体の敷地面積が約1.5倍に増加する。
今後、2025年には湿式製錬工場を稼働させ、その後の前駆体製造を含めた電池のリサイクルシステムの構築を計画している。
リサイクル工程を一貫して担うことで、製造から廃棄、廃棄から製造までのトレーサビリティが確保され、動静脈一体となった電池 to 電池のクローズドループによるサーキュラーエコノミーの実現が可能になる。
■ 新工場概要
名称:VOLTA富士工場
所在地:静岡県富士市大野字大野北55番地1、55番地2
敷地面積:3,282.48㎡
工場延床面積:1,496.34㎡
生産品目:ブラックマス(ニッケル・コバルトの濃縮滓)、銅、アルミ、カーボン他
開設予定時期:2022年9月