古河電気工業、三重事業所で半導体製造工程用テープの増産
2022年5月19日
古河電気工業は17日、三重事業所に約70億円を投じて半導体製造工程用テープを増産すると発表した。
同社は、半導体製造工程に用いられる仮固定用テープ(バックグラインディングテープ、ダイシングテープ、等)と接着用テープを製造し、同社コア技術のひとつであるポリマー技術を活かした製品を提供している。
昨今のIoT、自動運転、5G向け需要の高まりやコロナ禍による生活スタイルの変化とともに、半導体の需要は今後も長期的に拡大し、さらに高性能になることが予想されている。
今回、今後も高まる需要に対し、高品質な製品を安定供給するため、三重事業所の生産能力増強を決定した。
設備は、需要の高まりに対する十分な供給力を確保するだけでなく、最新の設備を導入することにより、更に高性能かつ高品質な製品を提供する。
また、新工場に太陽光発電設備やエネルギー効率に配慮した設備を導入することで、生産工程の環境負荷を低減する。
■ 設備投資概要
所在地:三重県亀山市能褒野町20番地16(三重事業所)
設備投資額:約70億円
延床面積:8,000㎡
事業内容:半導体製造工程用テープの製造
着工:2022年9月
量産開始予定:2025年4月