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日本製紙クレシア、興陽工場で設備投資

2022年6月7日

 日本製紙は6日、カップ原紙の事業強化を図るため、日本製紙クレシア 興陽工場で設備投資を行うと発表した。

 今回、高級白板紙などを生産している2号抄紙機(1966年稼働)を2022年11月末に停機し、2023年度後半を目処に同マシンをカップ原紙の塗工専用設備に改造する計画。

 飲料、食品容器を主用途とするカップ原紙の市況は、環境意識の高まりにより「プラスチックから紙へ」の動きが一層活発化している。

 日本製紙グループとしては、旭川、石巻、大竹、白老工場に加えて、日本製紙クレシア 興陽工場1号抄紙機でもカップ原紙を生産している。

 2号抄紙機は、これまで商業印刷向けの高級白板紙などを抄紙から塗工まで一貫生産してきたが、カップ原紙の需要の高まりに応じて、カップ原紙の塗工専用の設備を増強することで、より幅広い製品群の生産に取組む。

■ 設備投資概要

所在地: 静岡県富士市比奈450(興陽工場)
事業内容:カップ原紙の製造
稼働開始予定:2023年度後半(塗工専用設備)

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