ダブル・スコープ、ハンガリーでLIB用セパレータの新工場/990億円投資
2022年6月20日
ダブル・スコープは17日、ハンガリーのニーレジハーザ市でLIB用セパレータの新工場を建設すると発表した。
同社の連結子会社であるW-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下:WCP)は、リチウムイオン二次電池用分離膜(セパレーター)の製造工場を建設するため、昨年から調整を進めていた。
今回、ハンガリー政府に工場進出が承認され、17日、ハンガリー外務省とハンガリー投資庁(HIPA)主催行事で、ハンガリーへの約7億ユーロ(約990億円)の設備投資を開始すると発表した。
ハンガリー工場は、ニーレジハーザ市の南部工業団地に約82万㎡の土地を確保し、2024年下半期から順次ヨーロッパ地域の顧客に製品供給を開始し、2025年までに年間12億㎡を生産できる成膜ラインとコーティングラインを設置する計画。
これにより、WCPは2025年には韓国・ハンガリー合わせて年間23億㎡の生産能力をもつ生産設備を保有することになる。また、今後の需要増加に対応するため、追加投資も検討していく予定。
■ 設備投資概要
会社名:W-SCOPE HUNGARY PLANT Limited(ハンガリー法人)
所在地:ハンガリー・ニーレジハーザ市 南部工業団地
投資額:約7億ユーロ(約990億円)
土地面積:約820,000㎡
事業内容:リチウムイオン二次電池用分離膜の開発、製造及び販売
生産能力:12億㎡/年(2025年)
稼働開始予定:2024年下半期