アンリツは27日、グループの製造会社である東北アンリツの第二工場の新棟が竣工したと発表した。

　東北アンリツは、アンリツグループの製造拠点として1986年に第一工場（郡山中央工業団地内）、2013年に第二工場（郡山西部第二工業団地内）の操業を開始。

　第一工場はこれまで何度か台風や大雨による水害に見舞われてきた。第一工場、第二工場に今回竣工した新棟を加えることで、こうした災害リスクを分散させる。

　新棟では、センサ、IoT、AI、ロボットなどの新技術を導入することにより、新製品の製造ライン新設や既存製品の生産規模拡大にも柔軟に対応し、高性能かつ高品質な製品を短納期で創り出す製造能力を強化する。

　加えて、同社独自の温室効果ガス排出量削減活動「Anritsu Climate Change Action PGRE 30」の一端を担う太陽光発電設備の増設も予定しており、環境負荷低減を実現する工場づくりを目指す。