泉北環境整備施設組合、泉北クリーンセンター設備工事をタクマに発注
2022年6月30日
タクマは28日、泉北環境整備施設組合が発注する泉北クリーンセンター基幹的設備改良工事を受注したと発表した。
社会インフラである都市ごみ焼却施設は、長期にわたって安定的な稼働が求められる一方、国内の約1,000の稼働中施設のうち約7割が稼働後15年以上を経過しており、設備の更新や施設の長寿命化ニーズが高まっている。同施設は2003年3月に竣工、稼働後19年が経過している。
同工事では、通常のメンテナンスでは実施が困難な主要機器の更新・改良を行い、施設の長寿命化やCO2排出量の削減とともに、災害廃棄物処理体制の強化を図る。工事完了後はCO2排出量を5%以上削減し、概ね10年間の安定稼働を確保する計画。
■ 工事概要
発注者:泉北環境整備施設組合(大阪府泉大津市、和泉市、高石市の3市で構成)
工事名:泉北クリーンセンター基幹的設備改良工事
所在地:大阪府和泉市舞町87番地
契約金額:23億9,500万円(消費税抜き)
施設概要:ごみ焼却施設
処理能力:300t/日(150t/日×2炉)
処理方式:ストーカ式
発電出力:9,300kW
主な改良内容:送風機・ポンプ・空気圧縮機等の高効率化、DCSなど電気計装設備の更新・改造、ボイラー過熱器の一部更新など
契約工期:2022年6月~2024年3月