コーセー、東京都北区に新研究所建設/40億円を投資
2016年3月4日
化粧品大手のコーセー(東京都中央区)は2日、東京都北区にある技術情報センターの社屋を建て替え、新たに基盤研究所を建設すると発表した。
16年3月2日に迎える創業70周年を機に、同社グループの掲げる「世界で存在感のある企業への進化」を目指すための施策の一環として、価値創出の要である研究開発拠点を再編成する。
現在、同社の研究開発拠点は、東京都北区内の製品研究所と技術情報センター、同板橋区の基礎研究所の3拠点より構成されるが、新設する基盤研究所に基礎研究所の機能を吸収する形で研究拠点の再編成を進め、北区内の製品研究所と、新たに建設する隣接した基盤研究所の2拠点に集約する。
地理的に隣接した立地への研究拠点の集約によって所員の物理的・時間的・心理的距離を近づけ、よりスピーディで緊密な連携や、アイディア・技術の融合を図れる体制を整える。
投資額は約40億円、延床面積約4,300㎡で、地上3階、地下1階の研究所を建設。設計は日建設計が担当。現状で施工先は未定としている。
■ 新研究所概要
所在地:東京都北区栄町46-3(現 技術情報センター)
投資額:40億円
敷地面積:約2,167㎡
延床面積:約4,300㎡
構造:RC造 地上3階、地下1階
設計:日建設計
施工:未定
竣工予定:2019年3月